社長挨拶

 昭和23年6月、ユニオン光学株式会社は設立されました。  当時の顕微鏡光源は全て太陽光線でしたが、光源に電球を用い夜間使用を可能にする顕微鏡を日本で初めて開発するなど、戦後日本の経済復興の一翼を担い、65年以上にわたり数々の製品を世に送り出してまいりました。
 平成22年3月には、「悪徳ファンド」によって企業が破壊される困難に直面しましたが、同年6月、その困難を乗り越え「新生」ユニオン光学株式会社を発足させました。以後、今日までお客様、代理店、協力企業皆様の多大なご協力を得ながら、着実に企業基盤を固めてまいりました。
 「新生」ユニオン光学は、品質に拘ったものづくりを極めます。
 スプリットプリズムにより、視覚的に横ずれするフォーカス用ターゲットマークを使用し、非接触で高さ方向を高精度に測定できる「ハイソメットⅡは、著しく進んだ微細化技術の現場においても、精密部品の品質管理の基準器として見直されています。
 最長500mmの作動距離を持つ「超長作動ズームマイクロスコープUWZ2」は、あの「はやぶさ」が小惑星「いとかわ」から持ち帰ったチャンバー内の微粒子発見に活かされ、国立研究開発法人理化学研究所様(播磨)では2本のUWZ2を使うことで、チャンバー内の3D観察を可能にしました。
 また、同じ国立研究開発法人理化学研究所様のSpring-8やSACLAの施設では、高倍率ズーム顕微鏡DZ4は世界最小の観察•研究を可能にした顕微鏡の一端を担っています。
 「新生」ユニオン光学は、諸先輩達によってつくられた多くの財産を大切にし、優れた光学製品によって社会に貢献し、事業を通して企業の発展をはかり、従業員の幸福を追求するという、理念の実現めざし日々努力をかさねてまいる所存です。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長 田中 恭啓

写真:国立研究開発法人理化学研究所様ご提供